
RSプラス®工法は、港湾空港技術研究所、日本製鉄、調和工業の3者による共同研究成果に基づき開発された杭基礎工法です。ウォータージェット併用バイブロハンマを用いて鋼管杭を低騒音・低振動で施工し、杭先端部の拡大根固めおよび杭周面へのセメントミルク充填により、高い支持力を発揮します。
どのような工法か?
RSプラス®工法は、杭先端の鋼管内面または外周部に複数のリブプレートをあらかじめ工場で取り付けた鋼管杭を用いる工法です。
まず、杭先端に設置したノズルから高圧水(ウォータージェット)を噴射しながら、バイブロハンマにより所定の深度まで打設します。
その後、水をセメントミルクに切り替えて高圧噴射を行い、杭先端部に根固め球根を築造します。
さらに、ジェット用配管の回収時に杭周面部にもセメントミルクを充填し、杭と周辺地盤を一体化させます。
このようにして、高い支持力と優れた施工性を兼ね備えた工法です。

施工管理について
RSプラス®工法では、施工状況を可視化・管理するためのIoT技術を活用した施工管理システムを導入しています。
本システムは、根固め球根の品質確保に重要となる、杭の打設速度・打設深度・セメントミルクの注入量・圧力をリアルタイムで管理するものです。
さらに、根固め球根の築造に必要なセメントミルク量とジェットの吐出流量から施工時間を算出し、施工時間(横軸)と深度(縦軸)による計画工程線をグラフィック表示します。
この計画工程はクレーン運転室のモニターに表示され、オペレータは計画線と実際の施工位置を一致させるよう操作することで、計画通りのセメントミルク充填が可能となります。
これにより、高精度でばらつきの少ない根固め球根の築造を実現します。さらに、施工データはデジタルデータとして記録・保存され、品質管理や施工履歴の確認に活用されるとともに、品質の見える化を実現します。

施工手順
RSプラス®工法の施工手順は、ウォータージェット併用バイブロハンマにより所定深度まで杭を打設した後、ジェットをセメントミルクに切り替えて杭先端に拡大根固め部を造成し、必要に応じて杭周面部にもセメントミルクを充填します。

まとめ
RSプラス®工法は、
・ウォータージェット併用バイブロハンマ工法
・杭先端部の拡大球根築造
といった特長を有する、高い支持力と優れた施工性を兼ね備えた工法です。
バイブロハンマの高い施工性を活かしながら、支持力および安定性の向上を図りたい現場において、有効な選択肢の一つとなります。